おっす、おら山本。
昨日だらだらとITのことを書きましたが、今日はやんわりネタバレありで書いていこうと思います。
大事なことなのでもう一回書いておきますが、今日はやんわりネタバレありで書くからね⁉
ネタバレがいやな人はブログランキングに1クリックしてからここを去ってくれ(置いてけ堀気味)
恐怖のピエロ”ペニーワイズ”(モデルはもちろんジョン・ゲイシー)に立ち向かう子どもたちが最高でした。
ここから先は映画を見た人でないとわけが分からないだろうしネタバレありで書きますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ベバリーが殺されなかった理由
主要登場人物の中で唯一の女子ベバリーは父子家庭で育った女の子で、父親から性的虐待を受けています。
だから彼女の怖いものは父親と、自分の中の女性らしさ(長い髪の毛や月経)です。
他の子どもたちはお化けのような存在するのかしないのかわからないものを怖がりますが、彼女だけは実在の父親や自分を恐れている。
どこか非現実的な男子たちの恐怖に対して、ベバリーの恐怖は現実的でより過酷なものに感じました。
映画中盤までは父親の言いなりになっていたようですが、後半で父親に迫られたときにはっきりとノーと言っています。
もともと芯の強い子ではあったと思いますが、彼女は友情(あるいは恋愛感情)を通して現実にしっかり立ち向かえるさらなる強さを持てたのでしょう。
ただ、ベバリーが終盤でペニーワイズに殺されそうなったときに助かった理由は、彼女の強さよりも優しさがポイントじゃないかなと思います。
さすがにどんなに強い人でも殺される寸前には恐怖を感じると思うのですが、このシーンで小さく「助けて!」という子どもたちの声が聴こえるんですよ。
殺されてしまった子どもの声なのか、ベバリーを怖がらせようとしたペニーワイズが聞かせたものかは分からないですが、
ベバリーは勇気があってとても優しい子じゃないですか。(序盤のサイン帳のシーン…飾り気のない優しさが素敵でした!)
この声を聞いて、殺されそうな自分のことより、なんとかその子を助けたいという気持ちになったのではないかなと思っています。
怖がらなかったから助かったというより、恐怖より他人を助けたいという気持ちが勝ったから助かったという気がします。
この映画の主人公はベバリー。(一番好きなのはでかい眼鏡で減らず口のリッチー)
いじめっ子ヘンリーはどうなったん?
ヘンリーもベバリーと同じく、自分の父親を恐れていましたね。
ベバリーはさっきも言った通り、友情を通して勇気を授かった子です。
しかしヘンリーは違います。河原で石を投げ合うシーンで、川の向こうとこちらで友達同士の関係性がはっきり分けて描かれていましたね。
石の投げ合いに負けたヘンリーは取り巻きに見捨てられて一人取り残されてしまいました。
友情も家族からの愛情も得られないかわいそうなヘンリー。
父親を殺すシーンでは、ペニーワイズに操られるというより自ら悪意と暴力の塊になったという印象を受けました。
井戸の底で化け物になってるか、ペニーワイズに取り込まれている気がします。(あっさり死んでるかもしれませんが)
次回作があったらヘンリーがどうなったのか注目したいです。
今日もごちゃごちゃ書きました。
映画を見てない人にはわけの分からん文だったと思いますが、よろしければ1クリックをお願い致します。
