プロのイラストレーターさんから、「売り上げがないときに不安になる。どうしたらいいか?」という質問をいただきました。
分かる。分かりすぎる。私も完全に同じ状態。
しかし解決策はぼんやり見えていて、そういう時は、ストック収入があるといいんだと思います。
ストック収入とは、蓄積によって定期的に入る収入のことです。
でも、私はまだブログ初心者でまとまったストック収入がありません。
ストックイラストも、絵柄的に不向きだと感じていたので今はやっていません。
(先々チャレンジしたいことの1つではあります。)
そこで、今日はフロー収入(単発の原稿料)とストック収入(定期的に入る収入)の両方の特徴を持っている「連載」を得る方法について書くことにしました。
自分から企画を持ち込んだことがあるので、その体験をもとに、架空の企画書を作成してみました。
企画書の持ち込みから連載にこぎつけたこともあるので、架空の企画書ですが参考になると思います。

持ち込み営業について具体的に書いた記事です。
よかったらこちらも参考にしてください!
架空のストーリー

ニャンコ先生が、かつぶし健康法という本を出すことになりました。
山本はかつぶし健康法のイラストを担当。
ニャンコ先生の本は大盛況!増刷されることに。
そのことを知った山本は、かつぶし健康法を自分で実践する企画を思いつきました。
かつぶし健康法を出版したワンワン社は、ウェブ媒体のワンワンウェブを運営しています。
編集Aさんから繋いでもらって、ワンワンウェブの担当者に企画書を出せることになりました。
企画書のフォーマット
企画書はA4用紙1枚にまとめました。
健康法を実施するというシンプルな企画なので、コンパクトにまとめました。
また、企画書をA4用紙1枚にまとめたのは、この本の影響もあります。
良い本だったのでぜひ読んでみてください。
レビューが星2でビックリしました。個人的にはすごく参考になりましたよ。
企画書を出すタイミング
山本のように知名度のないイラストレーターが急に連載を欲しがっても、実現するのは難しそうです。
そこで、ニャンコ先生と、先生の書籍の力を借りて連載をすることを思いつきました。
企画書を出したのはかつぶし健康法の増刷が決まったタイミング。
増刷の勢いに乗って、連載が始めやすかった気がします。
有名な本の内容を実践してみるというのは、自分に知名度がなくてもキャッチーな企画になると思います。
企画書の内容
山本のことを全く知らない人が見ても連載の雰囲気が伝わるように、イラストを大きく入れました。

各項目について説明していきます。
企画名と企画の大まかな内容
企画書の一番始めに、企画名と企画の大まかな内容を書きました。
すでに出版されているかつぶし健康法のスピンオフ企画であることを強調しました。
大きいイラスト
健康法の企画なので、ビフォーアフターをイラストにしました。
どんな人の、どんな問題を解決するのかを明確にしたつもりです。
また、企画書を見てくれる人全員が私のイラストを知っているかは分かりません。
企画概要
企画概要を再び書きます。
健康法を実践する漫画連載という単純な企画なので、かなり短いです。
企画の内容によっては長くなると思います。
読者にとってのメリットも簡単に書きました。
企画の狙い
かつぶし健康法のさらなる増刷
企画の狙いに、更なる増刷が書かれています。
先ほども書きましたが、企画書を提出したのは増刷が決まったタイミング。
かつぶしダイエットという大きな虎の威を借りまくりました。
サイトの閲覧数増加(漫画から他記事へのリンク)
出版社が運営しているワンワンウェブへの閲覧数増加も狙いに書きました。
紙媒体で出版された本と、出版社が運営しているウェブ媒体の両方にメリットがあることを訴求しています。
若い人への訴求
山本はまだ30代前半で基本的に健康です。
かつぶし健康法のメインターゲットより少し若いので、企画に不向きと思われボツにされるかもと心配でした。
イラストのBEFOREと合わせて、山本が実は不健康な生活を送っていることと、若い世代への訴求ができることをメリットとして書いてみました。
実施方法
具体的な実施方法を記載しました。
週刊連載にしたかったので、雑誌よりウェブでの掲載を希望しました。
以下の内容を書けば十分かなと思います。
- 掲載したい媒体(ワンワンウェブ)
- 連載のペース(月1、毎週、隔週など)
- 連載の期間(短期集中連載、Xヶ月間連載予定など)
- 何ページの連載か?
予算
ダイエット企画に関わる予算を書きました。
ニャンコ先生には、事前に企画のことを相談して、以下のことをすり合わせしておきました。
- どの程度協力してもらえるか
- 予算はどのくらい必要か
- この企画に対して不安はないか(問題があれば解決しておく)
をヒアリングして、企画書を作成するときに反映しました。
山本側の予算は自分で考えた通りに書きました。
連絡先
先日の作品集の記事にも書きましたが、連絡先は超大事!
この企画がダメでも、この企画書がきっかけで別の企画で声がかかるかもしれません。
企画書を提出した結果
この記事に載せたのは架空の企画書ですが、実際にあったことを書きますね。
ページ単価が自分の希望より下がったものの、連載期間が希望より長い半年間になった事例があります。
長い連載を持てると、その間は確実に原稿料が入るので安心できました。
こんな感じで連載を勝ち取れると、収入のでこぼこが多少和らぐような気がします。
ヘボい企画書かもしれませんが、誰かの役に立てることを祈っています!
クラウドワークス
や
ココナラ
で依頼をもらって、繋がりができたお客さんに何かを提案するのもアリだと思います。

お客さんのことを考えて企画を練る時間、私は結構好きですよ。
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